昇段レポート 清水聖樹(2020年2月16日取得)
2020/10/13(火)
初段(鹿児島県支部)2020年2月16日取得

 この度、初段昇段への機会を与えて頂き誠にありがとうございます。

 今から12年前の4月、父から「心身ともに強くなってほしい」ということで小学1年生から極真空手を始めました。

 小学校時代は神奈川県の道場で稽古に励みました。低学年の時は先生や先輩方から礼節の指導をしていただきました。礼節の指導をしていただいたおかげで身体も丈夫になり、目上の方々への礼儀作法を身に付けました。先生から怒られたり、組手で泣いてしまったりして空手が嫌になってしまったこともありました。しかし、そんな弱い自分に負けずに、泣いたりはしましたが空手を続けることができました。

 小学6年生の頃に鹿児島の道場に来ました。鹿児島に来て驚いたことは型の試合があったことです。型の試合は慣れない事ばかりで大変でした。組手の試合も最初は結果を出すことができなかったが、次第に結果を出せるようになり高校3年生の2月、昇段審査を受ける機会を頂きました。

 昇段審査の最大の山場である十人組手では、サンドバックで1分×10~15セットを稽古で行い、自主練でランニングをし、スタミナの向上の練習をしました。そして本番、サンドバックの時よりも何倍もきつくて8、9人目で体力が落ちていきました。しかし同じ道場の子たち、先輩方、先生方、会場に来られた保護者の方々に応援をしていただきました。私は一人で十人組手をやっている訳ではないのです。みんなで十人組手に挑んだのです。私一人では絶対にできなかったと思います。そして十人組手を無事終えることができました。やり終えた後は体はきつかったが、心はとても清々しい気持ちでした。 

 審査が終わった後日、私は神奈川の時にお世話になった道場の先生に電話で報告をしました。道場の先生からは「聖樹が今まで続けてくれたことが先生は一番嬉しい。黒帯になってからがスタートだよ。」と、ありがたいお言葉を頂きました。

 春からは自衛官となります。また一社会人になります。社会人としての自覚を持ち、恥をかかず、極真空手で学んだことを将来に役立てるようにし、立派な自衛官になります。
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