2018年 10月 の投稿一覧

昇段レポート 隈元結(2018年10月21日取得)

初段(鹿児島県支部)2018年10月21日取得

努力することの大切さ

 私が空手を始めたのは、六歳の時です。小学生中学年ぐらいまでは、ただ練習に行けばいいという感覚で練習に通っていました。最初の頃は試合で結果が出ず、「やめたい」と思うことも何回もありました。

私が初めて大きな大会で入賞したのは小学四年生の時の鹿児島県大会です。それまでの中で一番練習して挑んだからこそ大きな達成感を味わえたことを今でも覚えています。

その日から私は努力することの大切さを知りました。年を重ねるにつれて全国大会に出場させてもらう機会も増えました。練習の中で自分の中の壁にぶつかることも何回もありました。指導されてることがうまくできないこともたくさんあったし、自分に腹が立つこともたくさんありました。でも、それを乗り越えて全国大会で入賞できた時は本当に嬉しかったです。

 八月になって、昇段審査の話をされたときは、本当にびっくりしました。

こんな私が本当に初段になれるのかという不安がありました。八月から十月までの二ヶ月の間にやれることは全部やろうと思い稽古に励みました。組手の練習をあまりしたことがなかった私は、また大きな壁に当たりました。体力をつけるだけではダメだということを知り、技を出そうとしても思うようにいかないこともたくさんありました。

審査の日が近づくにつれ、気持ちが折れそうになりましたが、沢山の方々のサポートがあり審査の日を迎えることが出来ました。

 昇段審査の朝、緊張感はあまりありませんでした。しかし、基本審査や型が終わり、後は組手だけとなった時、すごく緊張しました。しかし、たくさんの人の声援といつも支えてくれる家族のおかげで無事完遂することができました。終わった後は達成感で一杯でした。

 いつも厳しくも温かく指導してくださる帖佐先生、優しく励ましてくださる小百合先生、自分を応援してくれたたくさんの方々、そして家族には本当に感謝しています。

これからも怠けることなく、日々精進し続けて行きたいと思います。押忍。

昇段レポート 奥村匤太(2018年10月21日取得)

初段(鹿児島県支部)2018年10月21日取得

空手人生の新たなスタート

 私は、小学一年の終わり頃に空手を始めました。

昔、父が少しやっていて、その頃まだ何も習い事をしていなかった私は、興味本位に「空手をやりたい。」と言いました。

 最初の頃は、今までできなかった技などができるようになり、褒められることがうれしくて、毎日楽しく通っていました。そして、私の通っている道場では、少年部クラスとチャンピオンクラスという少年部は責任者である帖佐先生に許可をもらった子だけが参加できるクラスがあります。

私の道場には同学年ぐらいの子がたくさんいて、私の始めた時期が同年代ぐらいの子に比べ遅かったこともありましたが、その頃同学年ぐらいの子は皆、チャンピオンクラスに通っていて、大会でいつも優勝や入賞してくる子ばかりでした。

少年部での練習を終えた私は、いつもその後に始まるチャンピオンクラスの練習を見て、早く参加してみたいと思っていました。

そして、白帯であるうちに参加することが認められました。しかしそこでの練習は少年部の練習の何倍もきつく、特に組手でかなりやられることが多く、毎日毎日泣きながら、先生や父に叱られていました。

それでも頑張って練習に参加して、九級の時に初めて大きな大会で準優勝することができました。すごく嬉しくて、それから少しずつ大会での優勝を目指して、厳しい練習も頑張って取り組めるようになりました。

そして少しずつ大会での成績が出るようになりました。そして空手を始めて八年目で昇段審査を受審することが許可されました。

嬉しい気持ちもありましたが恐怖心の方が多くありました。練習も普段の練習の何倍も頑張って、当日、順調に基本稽古、型、補強を審査していき、最後十人組手で何回もたおれそうになりましたが、なんとか立ち続けられて、合格することができました。

いろいろな人達に支えてもらった結果だと思っています。

ですがこれは新たなスタートとも思っています。大会等で優勝を目指すのもそうですが、今まで教わったことを次は下の帯の子達に教えられるように気持ちを切り換えて、これからも頑張っていきたいと思います。

昇段レポート 坂元雅幸(2018年10月21日取得)

初段(鹿児島県支部)2018年10月21日取得

 押忍。この度、昇段審査という機会を頂き本当にありがとうございます。
 私は小さい頃から空手という武道に憧れがあり、強くなる為には最高峰の極真空手と思っていました。

 入門してからは、それまで全く運動とは無縁の生活をしていた為、基本稽古についていく事ですら精一杯で、今後大丈夫なのか、続けていけるのか不安でした。

 しかし、このままではいけないと毎回自分なりの課題を決めて稽古に参加するようにしました。続けていく中で一つ一つ課題を達成する事が次への楽しみとなり、苦しい時や怪我で思うように動けない時もありましたが何とか踏ん張る事が出来ました。

 それから試合に何度か出場したのですが、結果は自分の目標には全く及ばず悔しい思いをしました。敗因は何なのか自分なりに色々と考えました。

 そして気付きました。自分に負けているという事、限界と決めているのは自分だという事を。

 それから考え方を変え、相手に負けても自分には負けるなと心に言い聞かせ、日々の稽古に励むようにしました。

 入門当初は、本当に不安で一杯でしたが、熱心に指導そして助言を下さいました先生方道場生の皆様方、沢山の支えがあって昇段審査まで辿り着く事が出来ました。感謝の気持ちで一杯です。

 昇段審査は、型、10人組手共に自分が思うようにいかず課題は残りましたが、完遂する事が出来ました。

 今、極真空手の基本が終わり、これからが「心・技・体」真を極める為の本当のスタートだと身の引き締まる思いです。

 極真空手の黒帯を締めるに値する者になる為に、今後もより一層努力し向上心を持って精進していきます。 押忍。