2020年 7月 の投稿一覧

昇段レポート 有木夢瑠(2020年7月5日取得)

弐段(鹿児島県支部)2020年7月5日取得

 この度は、昇段審査及び弐段昇段のお許しを頂き、深く感謝申し上げます。また、新型コロナウイルス流行に際して実施するには非常に大変な時期でしたが、この日の為に稽古してきた私達受審者に最大限の配慮をして頂きましたこと、重ねて御礼申し上げます。

 極真空手を始めて14年、まさか自分が弐段昇段のお許しを頂けるとは思ってもみませんでした。昇段審査受審のお話を頂いた当初は、「自分はまだ22歳、弐段になる資格などあるはずもない。」と思い、一度はお断りさせて頂きました。しかし、又と無いこの年齢での弐段昇段の機会、自分自身がどこまで出来るのか実力を試す挑戦の意味でも、このお話をお受けすることに致しました。

 約4年前に初段を取得し、高校卒業後、ワールド極真会館の職員として働かせて頂いておりますが、毎日指導はするものの、自分の稽古まではなかなか出来ておらず、落ちていた体力を元に戻す作業は非常に大変なものでした。食事を徹底的に見直し、出勤前の朝の時間、指導後、帰宅後の時間は自分の稽古に充てました。毎日日付が変わるまでの稽古の日々は非常に苦しかったですが、今思うと継続してきたことが自信となり、自分自身の糧となっております。

 迎えた本番当日、自分自身まだまだ修行が足りないと思うことばかりでしたが、自分では気付かなかった事をご指摘頂くことが出来たり、20人組手という大変貴重な体験が出来たこと、20人目の相手を恩師である大野五十三先生にして頂けたことを大変光栄に思います。

 最後になりますが、弐段昇段を許可して頂いた竹隆光師範をはじめ、有村博幸師範代、大野五十三先生、諸先生・先輩方、関係各位の皆様、誠に有難う御座いました。そして、審査を受審するにあたり協力、応援して頂いた先生、先輩方、道場生、保護者の皆様、家族に感謝致します。

 これからは弐段という段位に恥じぬ空手家、人間になれるよう一層努力精進していく所存でございます。押忍。

昇段レポート 﨑山拓海(2020年7月5日取得)

初段(鹿児島県支部)2020年7月5日取得

 僕が空手を始めたのは5歳の時でした。始めたきっかけは、空手を見に行った時にみんな一生懸命練習しているのを見て、「僕も空手をしてみよう」と思って空手を始めました。けれど、いざやってみると、とてもきつくて、打たれたり、蹴られたりすると痛かったけれど同時に「僕もこんな強くなってみたい」という気持ちが芽生えました。

 でもどんなに練習をしても上手くいかなくて、試合でも一回戦・二回戦ですぐに負けて、いつも泣いていました。でもお父さんとお母さんがいつも支えてくれて反省点や良いところを言ってくれたのですごい励みになりました。それから練習がない日でも練習をして、他の道場に出稽古に行ったりして人の数倍努力しました。

 そしたら、県大会などでも勝てるようになり優勝もできるようになっていきました。けれど全国大会などに出てみるとすぐに負けて全国にはまだまだ強い人がいるんだなと思って、より一層の努力をしないといけないなと感じました。

 それからは先輩達とも本気でするようになりました。でも怖くてなかなか自分の空手が出来ませんでした。そんな時にお父さんに「弱気は最大の敵」という言葉を言われました。その時に僕は誰とする時も強気で行こうと決めました。そこからは全国大会や国際大会などでも入賞や優勝出来るようになっていきました。

 そんな時に初段審査の話を聞きました。ずっと一緒に頑張ってきた先輩と受けることにしました。いろんな先輩達からアドバイスをもらいながら練習をしました。型や組手の練習に励みました。

 審査当日は、マスクをしての審査だったのできつかったけど基本や型を順調に進めることが出来ました。組手では4人目までは順調でしたが、そこからは体が全く動きませんでした。けれど、皆の応援を力に頑張ることが出来たので良かったです。先輩と一緒に黒帯を取れて本当に嬉しかったです。

 最後に10年間指導してくれた指導者や先輩方、支えてくれた人たちに感謝してこれからもより一層の努力をしていきます。本当にありがとうございました。押忍。

昇段レポート 羽子田陸(2020年7月5日取得)

初段(鹿児島県支部)2020年7月5日取得

 この度は、昇段審査を受けさせて頂きありがとうございました。これまで支え、空手をさせてくれた両親には感謝しても感謝しきれません。また、数多くの先生方や先輩などにも感謝でいっぱいです。  

 僕が空手を始めたのは、今からちょうど10年前です。親や友人の勧めもあり、頑張ろうと思いました。最初はなかなか思うようにいかず、挫折しそうになったときもありましたが、仲間がいてくれたからこそここまで続けられていると思います。大会で勝てるようになってから、さらに空手が楽しくなり、また極真空手を通じて礼儀も学べたと思います。

 昇段審査を受ける前の練習は、これまでの練習と比べ、比にならないくらい追い込みました。その練習に付き合ってくれた仲間たちの役に立てるように、また己の鍛練も欠かさずにしたいです。空手を通じて人の役に立てるような人になりたいと思います。

 黒帯を取る前は、そこまで意識していなかったことをこの昇段を通じて、また見直すことができればいいと思います。まだまだ僕は未熟だし、人の役に立てるわけでもない、だからこそこれから変えていかないといけないと思います。これまでに自分がいろいろな方から教わったこと、それをまた後輩につないでいかないといけないと思います。自分を伸ばすためには尊敬する人が必要だと思います。人に尊敬される人間になれるように努力を惜しまないようにします。

 これから多くのつらいことや苦しいことがあると思います。それを耐える、「押忍」の精神にもある通り、日頃のつらいことを我慢する力が必要だと思います。10人組手などつらいことを乗り越えて本当によかったと思います。

 少しでも恩返しができるよう、またこれから努めていきます。今まで指導ならびにご支援していただいた皆様には本当に感謝します。ありがとうございました。押忍。