昇段レポート 林利玖(2019年6月2日取得)

初段(鹿児島県支部)2019年6月2日取得
稽古を継続すれば結果がついてくるという事を極真空手で学んだ

 私が極真空手に入門したのは、小学四年生の時でした。当時の私は、学校の友達とよくケンカをしていて、いつも泣いて家に帰る日が多かったです。そこで私の祖父が「空手を習えば強くなれる」と言い、近くの道場の体験に連れて行ってもらいその時楽しいなと思ったので入門をしました。ですが当時私が入門したての頃は、人数が多く強い人たちばかりで組手の稽古ではすぐ倒されて泣いて家に帰った日が多かったです。倒されるのがこわくて稽古に行くのがすごく嫌になったので中学生までは稽古に行かない日が多かったです。

 ですが、高校生になって県大会の係員として会場に行く機会がありました。その時にある選手の試合を見て、私もこの人みたいにかっこよくて強くなりたいと思いまた一から頑張ってみようと稽古に毎日行くようになりました。小学校の頃よりだいぶ人数が少なくなり、最初はやっていけそうだなと思っていましたが、一つ上の先輩がとても強く、やはりすぐ私は倒されてしまうので、組手の稽古で相手になった時はすごく嫌でした。倒された時くやしいという気持ちが強かったので稽古を続けることができました。

 高校に入って初めて出た試合の中では、試合慣れしていなかったという事もあり、うまく自分の動きができなかった事が多かったです。あまりにもうまくいかなかったので、自分には才能がないんじゃないかと思ってしまう事もあり、空手から離れた事もありました。ですが、別府先生や先輩方、家族の支えがあり気持ちを切り換えて稽古を続けていくことができました。だんだんと試合に出るにつれ力がついていき高校三年生の時には、宮崎県大会で優勝、九州大会では準優勝と結果を残す事ができました。この結果はまわりの人たちの協力や支えがあったからこそ出せた結果なので感謝しかないです。

 そして今回昇段審査を受けさせてもらう機会を頂き、本当にありがとうございました。昇段審査の型は昇級審査とは違い覚える事がたくさんで大変でしたが、全部覚えて審査に挑む事ができました。十人組手ではとてもきつい思いをしましたが、今の自分の力を全部出しきれたのでよかったと思います。これからも試合で自分の納得のいく結果を出せるように稽古に励み、教わる側から教える側になったので後輩にも理解しやすい指導ができるように頑張っていきたいと思います。

昇段レポート 村岡勇一(2019年2月17日取得)

弐段(鹿児島県支部)2019年2月17日取得
昇段審査を受けて

 極真会館鹿児島県支部に入門して約二十年、当時は木山さんの指導を受け稽古に励んでいました。それまで、何をしても続かず中途半端で終わっていました。入門した当初は何が何でも続けてみせると思い稽古していましたが

一年少々経った頃、所属の道場では楽しく空手に取り組めていた。ところが他の道場への出稽古、チャンピオンクラス、本部の内弟子稽古へ参加するように進められてから空手の壁にぶち当たり相手に負け自分に負けという経験をしました。それは、今も続いています。

 型の難しさ理解不足、組手の恐怖心、試合に出場する不安、勇気が今だに克服出来ずに自分の課題となっています。

 まだ、自分が初段を受ける前の審査の場で木山さんに言われた言葉が記憶に残っています。「今の黒帯より昔の茶帯の人の方が強い、昔の人は自分の技を磨きかけてから昇段を受けていた。」と教わりました。

 自分が、昇段審査を受け初段を頂いたときも黒帯ではない、まだ茶帯だと思いながら今日まで稽古してきました。

 それから約十年の間、何回も弐段を受けようと思いましたが自分に自信が持てず断念しつづけてきました。ですが年も重ねるうちに体の故障も増え自信より不安が大きくなるばかりで、自信をつけてからと思っているとずっと審査を受けることはない、それなら合否はどうでもいい自分に挑戦しようと思い今回審査を受けさせて頂きました。

 審査中は、舞い上がったり苦しい苦しいと思い体が動かなかった。審査後は、まだ出来たんじゃないかと後悔するばかりでした。

 師範が、毎回審査後に言われる言葉として「黒帯がゴールじゃない黒帯からスタートだ」とおっしゃる。聞くたびに痛感する。

 色帯であろうと初段・弐段・三段であろうとその上を目指し練磨していくことが大切であると思います。

 自分もまだまだ理想の極真空手に近づけるよう努力して頑張りたいと思っています。

 今回は、このような体験・審査をうけさせて頂き本当にありがとうございました。

昇段レポート 中間衣杏(2019年2月17日取得)

Jr初段(鹿児島県支部)2019年2月17日取得
楽しみながら頑張りたい

 私が空手を始めたのは四才の時です。きっかけは空手をしている兄をみて「かっこいいなぁ」と思ったからでした。それから兄と一緒に練習を始めるようになり半年がたった頃初めての昇級試験がありました。会場までは行きましたが、緊張と不安で泣いてしまい並ぶこともできませんでした。次の試験も途中で泣いて受けることが出来ず、その事は今でも先生方や先輩方に言われる苦い思い出です。

そんな私もなんとか色のついた帯を締める事ができ、試合にも出るようになりました。初めは勝った時がうれしくて練習を頑張っていましたが、だんだん負けた時の悔しい気持ちが大きくなり、「負けたくない」と、よりきつい練習をするようになりました。帯も上がってくると先輩方の昇段試験を見る機会も多くなったり「私も黒帯になりたい」と思うようになりました。

それから試験に向けた練習を始めました。組手を中心に練習してきた私は型が苦手だったので、先生に教わった事を頭に入れて重点的に練習しました。そして迎えた昇段試験。緊張で震える足を抑えられず気合の声も震えてしまい、とても納得できる型はできませんでした。組手の試験も気持ちを引きずったまま、引き分けで終えるのがやっとで、正直「落ちたな」と思いました。

合格発表の日、また頑張ろうと半分あきらめて道場に行くと先生が最初に合格発表の紙を見せてくれました。おそるおそる紙を見ると、そこには私の名前が書いてありました。うれしかったです。

 いつも応援してくれる両親、兄。指導してくださる師範、先生方、道場の皆さんへの感謝の気持ちを忘れず、これから黒帯として恥ずかしくないように稽古に励んでいこうと思います。押忍。

昇段レポート 松原三十四(2019年2月17日取得)

初段(鹿児島県支部)2019年2月17日取得

感謝です、ありがとうございました。

昭和四十年生まれの自分にとって極真空手の黒帯を締める事は少年の頃の夢が叶う事であります。

小学、中学生の頃、空手バカ一代、地上最強のカラテ、テレビ放映される全日本大会や世界大会で見る一流の空手家の戦う姿に憧れ、いつか自分も極真空手の黒帯を締めるんだ!と思っていました。

高校生になって友人が、鹿屋市の寿に極真空手五段の人が居て極真空手を教えてもらえるらしい!皆で習いに行こう!というので行ってみたら、やっていた形跡しかありませんでした。(ニセモノがやっていたとの事でした。)

極真を習うのは諦める事になり、同級生と他の空手を習い高校卒業後三重県に就職して十年近く空手から離れての生活をしていましたが、極真空手をやりたい!という気持ちがまた出てきて二十七歳の時に当時の三重県支部に少年の頃に入門したい!と思っていた極真空手に入門しました。

三十歳でUターンして来て鹿児島県支部に転籍させていただき、今の鹿屋中央道場で稽古をさせてもらっていましたが仕事が忙しかったり、夜勤のある会社に就職したりで道場に行けない時期も多く、空手歴三十数年で今回初めての昇段審査でした。

型が上手くいかず条件付きになりましたが、師範が審査会後に言われた、黒帯を締めてから始まるんだよ。との言葉を忘れずに、強化稽古や大会に参加し、空手を続けて行きます!

六十歳まではシニアの大会に出場して一試目に勝つ!というのを目標に続けていきます。

最後に十人組手の練習に付き合ってくれた道場の皆さん、ありがとうございました。

昇段レポート 勝原悠斗(2019年2月17日取得)

初段(鹿児島県支部)2019年2月17日取得

昇段審査を終えて

 私が空手を始めたのは、小学一年生のときです。初めて空手を見学した時は、恐怖のあまり道場から逃げ出してしまいました。でもその数か月後、やっぱりカッコイイと思い、空手を始めました。

 最初は楽しかったですが、続けていくにつれて練習が面倒なものになり、なんとなく続けているだけになっていました。しかし、小学五年生のときに「道場を引っ張っていってほしい」と先生に言われ、そこから空手と真剣に向き合うようになり、伊集院や上町、中山に出稽古に行くようになりました。最初はただ打たれに行くようなもので、そこに行くことがトラウマにもなるくらい恐怖しかありませんでした。でも少しずつ上達していき、自分も攻撃ができるようになり、打たれ強くもなっていきました。道場に行く前は嫌な気持ちでいっぱいでしたが、帰るときには楽しかったと思えるようになり、そこで数年ぶりに空手の楽しさを感じました。そして大会でも入賞できるようになり、中学一年生の時には極真祭に出場できました。結果は初戦敗退でしたが、自分にとって大きな経験になりました。今まで何人か指導の先生が変わりましたが、それぞれの先生から大切なことを学びました。内田先生からは空手の基礎、谷口先生からは空手の楽しさ、石塚先生からは基本、型、組手などの細かいところまでを教えて頂きました。

 怪我や受験で空手の練習に行けないこともありましたが、やっと昇段試験を受け、黒帯を取ることができました。昇段に向けて稽古できつい練習をし、自主練で道場に通い、型の練習をしたり、走り込みやサーキットをしたりしました。本番の十人組手もとてもきつく、終わった後の達成感は言葉に言い表せないほどのものでした。このきついことを乗り越えられたのは先生や道場の仲間、親など支えがあったからです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

 十人組手を経験したので、日常の大抵のことは乗り越えられると思います。空手で学んだ忍耐強さ、諦めない気持ちをこれからの大学受験や社会での生活に生かしていきたいです。

昇段レポート 隈元結(2018年10月21日取得)

初段(鹿児島県支部)2018年10月21日取得

努力することの大切さ

 私が空手を始めたのは、六歳の時です。小学生中学年ぐらいまでは、ただ練習に行けばいいという感覚で練習に通っていました。最初の頃は試合で結果が出ず、「やめたい」と思うことも何回もありました。

私が初めて大きな大会で入賞したのは小学四年生の時の鹿児島県大会です。それまでの中で一番練習して挑んだからこそ大きな達成感を味わえたことを今でも覚えています。

その日から私は努力することの大切さを知りました。年を重ねるにつれて全国大会に出場させてもらう機会も増えました。練習の中で自分の中の壁にぶつかることも何回もありました。指導されてることがうまくできないこともたくさんあったし、自分に腹が立つこともたくさんありました。でも、それを乗り越えて全国大会で入賞できた時は本当に嬉しかったです。

 八月になって、昇段審査の話をされたときは、本当にびっくりしました。

こんな私が本当に初段になれるのかという不安がありました。八月から十月までの二ヶ月の間にやれることは全部やろうと思い稽古に励みました。組手の練習をあまりしたことがなかった私は、また大きな壁に当たりました。体力をつけるだけではダメだということを知り、技を出そうとしても思うようにいかないこともたくさんありました。

審査の日が近づくにつれ、気持ちが折れそうになりましたが、沢山の方々のサポートがあり審査の日を迎えることが出来ました。

 昇段審査の朝、緊張感はあまりありませんでした。しかし、基本審査や型が終わり、後は組手だけとなった時、すごく緊張しました。しかし、たくさんの人の声援といつも支えてくれる家族のおかげで無事完遂することができました。終わった後は達成感で一杯でした。

 いつも厳しくも温かく指導してくださる帖佐先生、優しく励ましてくださる小百合先生、自分を応援してくれたたくさんの方々、そして家族には本当に感謝しています。

これからも怠けることなく、日々精進し続けて行きたいと思います。押忍。

昇段レポート 奥村匤太(2018年10月21日取得)

初段(鹿児島県支部)2018年10月21日取得

空手人生の新たなスタート

 私は、小学一年の終わり頃に空手を始めました。

昔、父が少しやっていて、その頃まだ何も習い事をしていなかった私は、興味本位に「空手をやりたい。」と言いました。

 最初の頃は、今までできなかった技などができるようになり、褒められることがうれしくて、毎日楽しく通っていました。そして、私の通っている道場では、少年部クラスとチャンピオンクラスという少年部は責任者である帖佐先生に許可をもらった子だけが参加できるクラスがあります。

私の道場には同学年ぐらいの子がたくさんいて、私の始めた時期が同年代ぐらいの子に比べ遅かったこともありましたが、その頃同学年ぐらいの子は皆、チャンピオンクラスに通っていて、大会でいつも優勝や入賞してくる子ばかりでした。

少年部での練習を終えた私は、いつもその後に始まるチャンピオンクラスの練習を見て、早く参加してみたいと思っていました。

そして、白帯であるうちに参加することが認められました。しかしそこでの練習は少年部の練習の何倍もきつく、特に組手でかなりやられることが多く、毎日毎日泣きながら、先生や父に叱られていました。

それでも頑張って練習に参加して、九級の時に初めて大きな大会で準優勝することができました。すごく嬉しくて、それから少しずつ大会での優勝を目指して、厳しい練習も頑張って取り組めるようになりました。

そして少しずつ大会での成績が出るようになりました。そして空手を始めて八年目で昇段審査を受審することが許可されました。

嬉しい気持ちもありましたが恐怖心の方が多くありました。練習も普段の練習の何倍も頑張って、当日、順調に基本稽古、型、補強を審査していき、最後十人組手で何回もたおれそうになりましたが、なんとか立ち続けられて、合格することができました。

いろいろな人達に支えてもらった結果だと思っています。

ですがこれは新たなスタートとも思っています。大会等で優勝を目指すのもそうですが、今まで教わったことを次は下の帯の子達に教えられるように気持ちを切り換えて、これからも頑張っていきたいと思います。

昇段レポート 坂元雅幸(2018年10月21日取得)

初段(鹿児島県支部)2018年10月21日取得

 押忍。この度、昇段審査という機会を頂き本当にありがとうございます。
 私は小さい頃から空手という武道に憧れがあり、強くなる為には最高峰の極真空手と思っていました。

 入門してからは、それまで全く運動とは無縁の生活をしていた為、基本稽古についていく事ですら精一杯で、今後大丈夫なのか、続けていけるのか不安でした。

 しかし、このままではいけないと毎回自分なりの課題を決めて稽古に参加するようにしました。続けていく中で一つ一つ課題を達成する事が次への楽しみとなり、苦しい時や怪我で思うように動けない時もありましたが何とか踏ん張る事が出来ました。

 それから試合に何度か出場したのですが、結果は自分の目標には全く及ばず悔しい思いをしました。敗因は何なのか自分なりに色々と考えました。

 そして気付きました。自分に負けているという事、限界と決めているのは自分だという事を。

 それから考え方を変え、相手に負けても自分には負けるなと心に言い聞かせ、日々の稽古に励むようにしました。

 入門当初は、本当に不安で一杯でしたが、熱心に指導そして助言を下さいました先生方道場生の皆様方、沢山の支えがあって昇段審査まで辿り着く事が出来ました。感謝の気持ちで一杯です。

 昇段審査は、型、10人組手共に自分が思うようにいかず課題は残りましたが、完遂する事が出来ました。

 今、極真空手の基本が終わり、これからが「心・技・体」真を極める為の本当のスタートだと身の引き締まる思いです。

 極真空手の黒帯を締めるに値する者になる為に、今後もより一層努力し向上心を持って精進していきます。 押忍。

昇段レポート 山下浩明(2018年9月25日取得)

弐段(鹿児島県支部)2018年9月25日取得

 この度は昇段審査を受審させていただき誠にありがとうございました。

 審査の機会をいただいた竹師範、また入門時からずっとご指導いただいた別府先生、一緒に稽古を頑張った道場の皆様に厚く御礼申し上げます。

 8年前、当時一級だった中学生の息子の練習相手になれればと入門したのがきっかけで息子の手前、稽古を休むわけにもいかず、筋肉痛に悩まされながら頑張り続けました。

 4年前に初段に合格した時に、竹師範から「初段がゴールではないからね。これからがスタートだから。」という言葉をいただき、もっともっと稽古をしなければいけないという気持ちになり、気が引き締まる思いでした。

 そして、今回鹿児島の夏合宿前日に、別府先生から2月を目標に昇段の話をいただき、合宿の夜に仲間達に2月に昇段審査を受審すると宣言し、決心を固めました。

 それからは、早朝の走り込みやウエイトトレーニング、基本、型、組手等ひとつずつ目標を決めそれに向けて稽古を積み重ねていきました。

 審査当日は、多くの人たちが応援に来てくれて、この人たちの支えがあったから今まで頑張ってこれたんだなと思いました。

 特に20人組手の時は、相手になってくれた先輩たち、全力で力をぶつけてくれた道場の仲間たち、遠いところから出向いてくれた仲間の拳に激を入れられ、まわりの多くの方々の声援によって支えられ、完遂することができました。本当にありがとうございました。

 今回の審査を通して、目標を持って努力を積み重ねる大切さ、また自分の空手が多くの方々に支えられて今日があると感じることができました。

 これからも、初心を忘れることなく、日々精進し、黒帯に恥じないように頑張っていきたいと思います。